攻撃権を持った方のチームには10ヤード（約９ｍ）を4回の攻撃の内に進むことが出来れば、再び4回の攻撃権が与えられます。
1回目の攻撃をファーストダウン
2回目の攻撃をセカンドダウン
3回目の攻撃をサードダウン
4回目の攻撃をフォースダウン
と言います。
ずっと、ファーストダウンを続けてエンドゾーン（ゴール）のラインを通過すれば、タッチダウンとなります。
逆に、フォースダウンで10ヤード進めないと、相手側に攻撃権が移ります。
この点数の取り合い、守り合いがアメリカンフットボールです。
したがって、攻守に完全な区別がないラグビーはサッカーに似ているヨーロッパ生まれのスポーツ、
アメリカンフットボールは野球と同じアメリカ生まれのスポーツの特徴があります。
※初めて、御覧いただく方は、それだけはまず御理解頂ければと思います。
更に、もう少し、詳しく掘り下げていきます。
ボールを持った拓大の選手 が敵陣のゴールラインを越えてエンドゾーンに走りこむか、
拓大の選手が投げたパスを拓大の選手が敵 陣エンドゾーン内でキャッチすればタッチダウンとなります。
ゴールラインを超えると、審判の両手が上に上がります。
キックし、ゴール ポストの間を通せば 1 点。
ＴＤの時と同様に敵陣エンドゾーンにプレーを選択すれば 2 点が貰えます。
どちらを選択するかは自由。但し、いずれの場合も失敗すれば無得点です。
攻撃側がＴＤを目指さず、ボールをキックして敵陣ゴールポストの間を通せば 3 点が貰えます。
サッカーのオウンゴールのようなものです。
拓大の守備選手がボール を持っている敵の選手を敵陣エンドゾーン内で捕まえることにより拓大側に 2 点が入ります。
詳細は割愛しますが、審判がイエローフ ラッグという黄色の布を投げた時が反則発生の合図であり、その反則を犯したチームは 5～15 ヤード（犯 した反則の重大さや危険度により違う）の罰退を受ける事になります。
第 1・第 2Q を前半、第 3・第 4Q を 後半とし、前半と後半の間に休憩時間を設けています（ハーフタイム）。
アメフトの競技時間はサッカーのように常に動いている訳ではなく、攻撃側がパスを失敗する、ボール を持った選手がサイドラインから外に出る、怪我人が発生する、監督やコーチがタイムアウトを取る（前 後半に各 3 回ずつ取れます）などした場合に時計が止まりますので、1 試合は 12 分×4Q＝48 分間では終 わらず、約 2～3 時間ほどかかることになります。
また、ベンチ入りしている全ての登録選手に試合への出場権があります。
アメフトは「陣取り合戦」であり、グラウンド上ではボールを保持している攻撃側と、その攻撃を止 めようとする守備側とが「戦闘の最前線」にあるボールを中心に左右に分かれて布陣します。
パスは1回の攻撃で、1回のみ前にパスを投げる事が出来ます。横から後ろは何回でも構いません。
攻撃側が「4 アウト以内にボールを 10 ヤード以上進める」 ことができればアウトカウントがゼロにリセットされて攻撃を 継続することが出来ます。
しかし、守備側の健闘により 4 アウト以内に 10 ヤード以上ボールを進める ことが出来ませんと、その場で攻守交代となってしまいます。
また、各プレー中に守備側が攻撃側から ボールを奪い取っても攻守交代となります（パスインターセプト、ファンブルリカバーなど）。
その他に、攻撃側がランプレーもパスプレーも行わず、守備側に向かってボールを蹴るような場面が 度々ありますが（パントキックと言います）、それは攻撃側が「攻撃権を放棄して敵側に譲り渡す（攻守 交代する）代わりに、自軍の陣地を確保する」という事を意味しており、キックされたボールが飛んだ 所まで自陣を拡げたことになります。
一方のゴールライン（Ｇ）から反対側のゴールラインまでは 100 ヤード（1 ヤード＝約 90cm）。
ゴール ラインの奥に 10 ヤードのエンドゾーンがあります。横幅は約 60 ヤード。
また、両エンドゾーンの奥側中 央に横幅約 6 ヤードのゴールポストが立っています。
